年末休暇を前倒しした私達は万が一の事を考え、仕事用のPCを持参して12月22日にアムステルダムに到着しました。
とはいえ、ハンブルグのトランジットではすっかりバカンスモードにスイッチ。
その気の緩みが後々のトラブルに繋がるとは知らずに…。
登場人物:管理人、ツレのハチ君
今回の主要イベント
22日 夜:アムステルダム到着
23日 アムステルダム(クリスマスの運河パレード)
24日 アムステルダム⇒ブリュッセル(イルミネーション)
25日 ブリュッセル⇒パリ
26日 パリ(オペラ鑑賞)
27日 パリ(ショッピングとエッフェル塔ディナー)
28日 パリ(クリスマスマーケット)
29日 夜:パリ出発(帰国)
3カ国で少しずつクリスマスのエッセンスを感じなら、”安らかな気持ち休暇を楽しむ”というのが今回の旅の趣旨でした。(到着したばかりですが、間もなく逆を行きます)
移動中の開放感は命取り?!
アムステルダム・スキポール空港に到着後、ビールと軽いスナックでお腹を満たした私達は久々の開放感に浸っていました(現地時間23時頃の話)
そして、そのイタズラな開放感からタクシーで移動するつもりだった空港⇒市街間を電車移動に変えてしまったのです。
列車の席も、いつもなら2階席へ行くのですが、その日に限って1階席へ(荷物が重かっただけかもしれません)
ガラガラだったこともあり、私とハチ君は通路を挟んでワンブロックずつ贅沢なスペースで着席。
車両には少ないながらも普通の人達が乗っており、特に違和感を感じることもなく過ごしていました。
すると一人のアフリカ系お兄さんがハチ君に声をかけてきた。
「この電車は、アムステルダム中央駅に行きますか?」
「行きますよ」と返すと、普通にお礼を言って違う車両へ。
そして彼は3分も経たないうちに戻ってくると、ハチ君の座席横の小さい上窓を開けてガムを捨てた(実はこれがトリック!)
風が心地よかったため、窓は開け放たれたままに…。
早速アクシデント勃発
そしてその瞬間はすぐやってきました。
次の駅に停車して間もなく、異変が!
窓際に置いてあったビジネスバッグ(ハチ君のPC及び現金、パスポート入り)が宙に浮いているではないですか(!!!)
一瞬何が起こったか把握できませんでしたが、よく見ると、さっき開けられた上窓から誰かが手を伸ばしてバッグを引っ張り上げていたのです(イメージ:写真赤枠)
写真とは違い、人影もない屋外の真っ暗なホームだったので、外の様子はほとんど見えません。
どうやらさっきのアフリカンがホームから強奪しようとしている模様。
ハチ君もバッグの底を引っ張って応戦しましたが、すべる、すべる💦
向こうに持ち手を取られていたため、あれよあれよという間にget away!
追いかけようとホームへ走った瞬間、ドアは閉まりました。
駅員のいない乗降の少ない駅を狙って実行したのでしょう。
ホームに出ていたら、もっと怖い思いするかもしれないので、これで良かったのかもしれません😥
少し離れた所に座っていた男性4人組が立ち上がって声をかけに来てくれました。
彼らはドイツからの観光客だそうで、興奮した様子で席に戻っていきました。
さっきまでの浮かれ気分も吹っ飛び、いきなり奈落に突き落とされた状態の2人。
その異変に気付いた更に奥の男性が心配そうな顔で「大丈夫ですか?」と近寄ってきました。
彼はなんと警察官。
その場でアドバイスをもらい、アムステルダム中央駅の鉄道警察へ被害届を出すことに。
当日は英語が分かる人がいなかったため、翌日にアポイントを取ってひとまずホテルへ。
今回のお宿はミント ホテル アムステルダム(現:ダブルツリー バイ ヒルトン ホテル アムステルダム セントラル ステーション)駅から5分程度とアクセスも良い。
これから各所へ連絡する必要があるため、iPhoneが手元にあったのは不幸中の幸いでした。
ハチ君は海外生活も長く、どちらかというと殺気立っている(良く言えばスキがない)タイプですが、危機感が緩むと誰でも犯罪に巻き込まれてしまうという事例になりました。😭
旅行初日はマイナススタートになりましたが、気持ち次第で楽しい旅行が続行できると思っていた私。
これから痛い現実が…😨
つづく…