5.4 C
Paris
2024年2月25日 日曜日

パリ・ミュージアム・パスって買い?

ブックマーク記事
- Advertisement -

2024年1月にパリ・ミュージアム・パスが7€値上がりしました。お得かは微妙になってきましたが…
ルーヴル美術館は2024年1月15日より入場料を17€から22€へ30%近くアップするため、他の美術館の値上げを見越した価格改定なのかもしれません。

行きたい場所やスケジュールによっては損にも得にもなるパス類。
パリ・ミュージアム・パスを購入すべきか?また購入するなら何日分が良いか?などをシュミレーションできる相性診断もご用意しました。
うまく使ってゆとりのある旅行を楽しみましょう!

Paris Museum Pass(パリ・ミュージアム・パス)のメリット

パリ・ミュージアム・パスを購入する理由は『時短』『お得』の2点に尽きます。
コロナ以降、一部の施設ではミュージアム・パス利用者でも「事前予約(利用者は無料)」が必要になりました。
とはいえ、予約なしで入れる施設がほとんどなので、『余った時間でもう1箇所』の自由度が高いです
要予約の施設は、ルーヴル美術館、オルセー美術館、サント・シャペル、コンシェルジュリー、ヴェルサイユ宮殿など全8施設:2024年1月5日現在 詳しくはパリ・ミュージアム・パスの取説をご覧ください。

写真は10月の夕方の5時半を回った凱旋門のチケットカウンター付近の様子です。
行列が地上近くまで続いており、入れる頃には夜景に変わっているかもしれません。
凱旋門はパスがあれば、予約なしで入れます。
シャンゼリゼでお買い物のついでに、いつでも優先的に入ることができます。

観光地では想像を超えるオーバーツーリズム発生しており、予約なしでは入場不可能な施設も増えています。
予約が必要なサント・シャペルは納得の行列でした。

サント・シャペルに長蛇の列。入れるまでに何時間かかるのか…

管理人が効力を痛感したのは、美術館の無料入場日。
毎月第一日曜日は入場料が無料になる美術館・モニュメントが多いので、これを狙ってパリにいらっしゃる方もいるかもしれません。
『わざわざ無料の日に行くか?』と躊躇していたのですが、滞在期間に余裕がなかったため、皆で訪れてみると…

写真は11月第一日曜のオルセー美術館

この行列!四角く整列していますが、マスゲームをやっているわけではありません😅
見た瞬間心が折れましたが、すぐさまガラガラのパス専用入口を発見し救われました(現在はパス+事前予約が必要です)

いずれにしてもオーバーツーリズムが問題になっている昨今、もっと凄まじい状況になっているでしょう。
第一日曜日のパリは避けた方が賢明です。

第一日曜日に入場料が無料になる美術館・モニュメントを確認する(パリ観光局:英語)

旅行プランとの相性は?

『スケジュール』と『行きたい施設』との相性が良い場合は、『お得』『時短』に繋がりますが、下手をすると損することも…
早速、検証してみましょう。

パリ・ミュージアム・パス相性診断

行きたい場所にチェックを入れると下に診断結果が表示されます。
合計額とパリ・ミュージアム・パスの価格を比較+手間賃なども考慮して、ご検討ください。

一般的な有名所を20ヵ所チョイスしました。
これにエッフェル塔、セーヌ川クルーズ、モンマルトルやサン・ジェルマン・デ・プレ界隈、シャンゼリゼ通り、オペラ座などを加えると”theパリ”を一通り網羅できる気がします(太字の10ヵ所は管理人が必須名所と考える場所)

※下記以外の施設は、パリミュージアム・パスのオフィシャルサイトでご確認ください
※入館料は2024年1月5日現在
※現在ヴェルサイユではテロ対策のため営業時間、入口の開閉時間などが変更されています。また大きな手荷物(55×35×25㎝以上)の持ち込みは禁止されています。他の施設も随時変更する可能性があるため、訪れる前に必ず公式HPをご確認ください。

2日券:48時間(62€) 4日券:96時間(77€) 6日券:144時間(92€)

Paris市内: ヶ所 Paris郊外: ヶ所
入場料の合計金額: 0
美術館/博物館/モニュメント 閉館日
パリ市内 曜日 1/1 5/1 12/25
*1
パリ郊外 距離はzone1-5を参考にしてください(参照:パリ移動手段を制覇せよ

*1 凱旋門の一般入場料金は13€ですが、上記では公式のオンライン購入(事前予約)16€を採用しています

必要日数の計算方法

上記では、パリ市内の施設を1日2ヵ所、移動時間が加算されるパリ郊外を1日1ヵ所回る想定で計算しています。
例えば、1ルーヴル美術館、2オルセー美術館、3凱旋門、4ベルサイユ宮殿(郊外)、5サヴォア邸(郊外)の5ヵ所の場合は以下になります。
計算上はパリ市内の施設をもう1箇所回れるかもしれません。

※ルーヴルは1日かかる方もいらっしゃるのでご注意ください

市内0.5(半日分)×3ヶ所+郊外×2ヶ所≒3.5(切り上げ)⇒4日券
体力に自信があり、フットワークが軽い方はパリ市内を1日3ヵ所(≒0.3)で考えてみてもいいかもしれません

予定の組み方

有効期限について

パスに日付を書き入れてから連続続した2日間(4日間、6日間)です。
例えば、4日券を12月3日から使い始めたら(=使用開始日を書き込んだら)、3日、4日、5日、6日が有効です。

有効期限の考え方が変わりました

1ヵ所目の入場時間から48時間(2日券)、96時間(4日券)、144時間(6日券)有効になりました。
バーコードで管理されているため、日付の記入も不要です。
旧)1日目のスタート時間は関係なく、2日券で2日目までで終了
新)1日目13時にスタートした場合、3日目の13時まで使える
詳しい使い方は、パリ・ミュージアム・パスの取説をご覧ください。

まず、行きたいところをピックアップ

滞在中は、ランチやディナー、セーヌ川クルーズにショッピングなど、他にも楽しみたいイベントがてんこ盛りなはず。
メインの目的がモニュメントや美術館巡りであれば、ギュウギュウに詰め込むのも有りかもしれませんが、他の予定とのバランスを考え予定を組んでいきましょう。

パリ・ミュージアム・パス対象外の場所や”やりたい事”を含めて書き出しておきましょう。
初めてパリに行かれる方は、この辺りが候補になるかもしれません。
以下に挙げた施設はパリ・ミュージアム・パス対象外です。

  • エッフェル塔(要事前予約)
  • シャンゼリゼ通り
  • サクレ・クール寺院・モンマルトル界隈のお散歩
  • マレ界隈で散歩&ショッピング
  • フォンダシオン ルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトン財団美術館 予約をおすすめ)
  • パリ・オペラ座(ガルニエ宮)
  • サン=ジェルマン=デ=プレ界隈のカフェ&散歩
  • パレ=ロワイヤル
  • ディズニーランド・パリ
  • ラ・ヴァレ・ヴィラージュ(郊外のアウトレットモール)
  • セーヌ川クルーズ
  • パリ周遊バス(L’Open Tour、)
  • デパート・スーパーでショッピング
  • カフェやブラッセリーで食事⇒行きたいお店をリストアップ

地図でエリアをチェック(広範囲になってしまうため、zone3までを表示)

近隣エリアを束ねる(ルートプランなど)

近いエリア内や交通の便が良い場所を繋いでみました。
“主要美術館プラン”はルーヴルでゆっくりしたい人にはタイトかもしれません。
また、”モニュメント巡りプラン”はパリらしい景色のオンパレードですが、かなり歩きます。
営業時間などにより、順番を入れ替えたり、他の予定と調整しながらプランニングしてみてください。

見たい作品が決まっているなら、主要美術館プラン

有名作品に絞って鑑賞するならオルセー美術館(木 ~21:45)、オランジュリー美術館(金~21:00)、ルーヴル美術館(金 ~21:45)を1日で駆け抜けることも可能です。

1日の入場料金が合計50.50€になるため、翌日に凱旋門かセンター・ポンピドゥー(パリ三大美術館は、ルーヴル、オルセー、ポンピドゥー)に行けば2日券で元が取れます。
どちらも行けば、ゆったり4日券でも元が取れます(1号線で乗り換えなしで移動できます)

3施設の合計作品は4万点弱(オルセー約4千点、オランジュリー:約140点、ルーヴル:約3万5千点)、ルーヴルはその作品の多さからすべて鑑賞するには少なくとも4日必要と言われています。
よっぽどの使命感がなけれ網羅するのは難しいと思いませんか?
しかもミュージアムパスでは有効期間中に1施設に1回しか入れません

そこで潔く鑑賞したいものだけ見るという戦略で回るわけです。
例えば

  • 【目安:2時間半、要予約】元々ターミナル駅だったオルセー美術館
    素晴らしい作品も常設されていますが、やはり駅舎名残を残す建物が見どころの一つだと思います。5階の展望スペースからアーチ状の天井を見たり、オルセーのシンボルでもある大時計の裏側は写真スポットにもなっています。
    混んでいますが、カフェもリーズナブルで良い雰囲気。
    作品はゴッホの『ローヌ川の星月夜』や『自画像』、モネの『青い睡蓮』、ミレーの『落穂拾い』、ルノワールの『ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット』など…
    他にもいろいろありますので、館内のガイドマップなどで常設展の場所を確認しておくと時短になると思います。
  • 【目安:1時間半】『モネの睡蓮』の連作を収めるために美術館として生まれ変わったオランジュリー(元々オレンジ温室)
    自然光を最適に取り入れた『モネの睡蓮』だけにフォーカス(故に日中鑑賞)
  • 【目安:3~4時間 要予約】『ミロのビーナス』『モナリザ』をはじめ、ルーヴルは有名作品が多数常設されています。公式サイトからマップをダウンロードして鑑賞したい作品を事前に絞り込んでおくと効率的です。

移動中も見どころ満載です(徒歩の場合、各移動に余裕を持って1時間で考えてください)
オルセーとテュイルリー庭園を結ぶレオポール・セダール・サンゴール橋(旧ソルフェリーノ橋)など有名な橋がいくつかあるので、その辺りもチェック。
また、オランジュリーからルーヴルまではテュイルリー庭園を通ってお散歩移動はいかがでしょうか?
夜間営業している曜日もあるので、食事も含めて組み合わせることがコツ。
美術館はコスパや雰囲気の良いレストランが入っていることが多いので、是非行ってみてください。
おすすめはルーヴル美術館をなるべく後回しにすること。自然光が豊富な他の美術館から移動すると見劣りするという話をよく聞きます。

インスタ映え間違い無し!モニュメント巡りプラン

エッフェル塔を絡めたプランです。
1日のプランAはの1日の合計が40€、プランBは37€になるため、翌日ルーヴル(要予約)やヴェルサイユ宮殿(要予約)に行けば2日券でほぼ同額となります。
凱旋門に予約なしで入れる利点を考えて購入は有効かと思います(時間に縛られないためある程度自由に回れます)

軍事博物館からスタートして逆回りで凱旋門で夜景を見るというのもおすすめです。

⇒シャンゼリゼ通りをお散歩
⇒【目安:1時間半~】凱旋門
⇒メトロ6号線で3つ目トロカデロ(Trocadéro)へ移動
⇒【目安:1時間半~、要予約】Trocadéroで建築・文化財博物館へ立ち寄り
⇒シャイヨー宮から絶景のエッフェル塔を楽しむ
⇒お散歩しながら(下りの階段)エッフェル塔へ移動
⇒【目安:2時間半~】エッフェル塔内でランチやお茶&展望を楽しんだ後(入場、ランチは要予約
⇒(plan A)元気があれば、シャン・ド・マルス公園を通り抜けて、
  エコール・ミリテール周辺のカフェで一休み
  【目安:2時間】軍事博物館(ナポレオンの墓所)
⇒(plan B)エッフェル塔から徒歩5分程の【目安:2時間】ケ・ブランリ美術館
  ジャン・ヌーヴェルが設計した建物に注目。
  展示に関してはアフリカ楽器コーナーが結構面白いです。
  エッフェル塔が見えるカフェはリーズナブルで美味しいと評判。
  (ミュージアムパス対象、通常入場料は12€)

シテ島中心プラン

シテ島内は次の3箇所にパスで入場できます。
ノートルダム寺院の塔(大聖堂の中には無料で入場できます:現在全て工事中)
【目安:1時、要予約サント・シャペル
【目安:1時間半、要予約コンシェルジュリー
食事は、島内にもありますが、左岸に行けば5区周辺の学生街のカフェがリーズナブル、右岸も大人向けのリーズナブルなお店が多くあります。
上記3箇所を回った後、
⇒(Plan A)サント・シャペル付近から徒歩(約12分)で【目安:2時間半】ポンピドゥー・センター
⇒(Plan B)ノートルダム大聖堂から徒歩(約13分)で【目安:2時間】パンテオン
⇒(Plan C)座って観光したい場合は、ポンヌフの近くから出ているセーヌ川クルーズへ【目安:1時間、ミュージアムパス対象外、要予約】
※体力に自信がある方は、パンテオンからスタート⇒シテ島(3箇所)⇒ポンピドゥーの5ヵ所を1日で回ることも可能です。
(ポンピドゥーに着く頃にはグッタリしますが…)

サント・シャペル、コンシェルジュリの入場料の合計が26€。Plan Aの合計が1日41€、Plan Bの合計が39€。
タフなスケジュールですが、全部回った合計額は1日54€になります。翌日1箇所行けば2日券で元が取れる計算です。
現実的なのは、1日目はPlan B、2日目にポンピドゥーと凱旋門(1号線乗り換えなし)を回れば合計70€になり、こちらも2日券で元が取れます。

いかがでしたか?
プランニングしていくのも自由旅行の楽しみ。
パリ・ミュージアム・パスを使って楽しいプランを組んでみてくださいね!
それでは、Bon voyage!!

- Advertisement -
Nagi
Nagihttps://www.voyages.jp
はじめまして!管理人のNagiと申します。 リクルート、医療系マーケティング会社などを経て現在フリーランスで活動中。 2017年から更新が止まり23年に復活。 同年秋に念願のマイルで世界一周を実現しました。 まだ旅行記は下書きのままで更新できていませんが、少しずつアップしていく予定です。 何故かヨーロッパに行くとトラブルに巻き込まれる体質なのは相変わらず。 失敗談の数々が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。 生粋の陸マイラー、時々乗り鉄。口癖は費用対効果! ふるさと納税歴は2013年から。

Related Articles

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

CAPTCHA


Captcha verification failed!
Captchaユーザースコアが失敗しました。お問い合わせください!
- Advertisement -

パリの覚書(更新順)