パリ・ミュージアム・パスを購入する理由は「お得」「時短」の2点。
そして、パス類全部に言えることですが、重要なのは、旅行の目的やスケジュールとの相性です。
(これを持ってればどうにかなる??なんていう情弱時代は終了です!)
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Paris Museum Pass(パリ・ミュージアム・パス)のメリット
当初は何も考えず、少しのお得と利便性でパスを利用していました。
オフシーズンでも行列ができる凱旋門やルーヴル、ヴェルサイユには確かに心強いです。
(注:ノートルダム寺院の塔は安全上の都合により、パリ・ミュージアム・パス優先入場はできません)
しかし本当の意味で効力を痛感したのは、第一日曜日。
毎月第一日曜日は入場料が無料になる美術館・モニュメントが多いので、これを狙ってパリにいらっしゃる方もいるかもしれません。
私自身も無料の日にわざわざ…と躊躇しつつ、結果的にパス使って正解でした。
写真は11月のオルセー美術館。
無料開放日に限らず、シーズンや時間帯によってはもっとすごいことも😖
時間に余裕がある人は行列も楽しめるかもしれませんが、普通の旅行者には一大事です。
この景色を見た瞬間、何事が起きたのか?とおののく程の列(入場規制)に心が折れました。
すぐさまガラガラのパス専用入口を発見し、安堵しましたが…(比較写真がなくてすみません!!)
また、混み合ったチケット窓口はイライラしているパリジェンヌが多く、あの威圧感から回避できるのも嬉しいですね😜
第一日曜日に入場料が無料になる美術館・モニュメントを確認する(パリ観光局:英語)
旅行プランとの相性は?
“お得”・”時短”は明白ですが、飛びつくのはまだ早いっ。
文頭でも申し上げましたが、重要なのは、旅行の目的やスケジュールとの相性です。
早速、検証してみましょう。
パリ・ミュージアム・パス相性診断
一般的な有名所を20ヵ所チョイスしました。
太字10箇所にエッフェル塔、セーヌ川クルーズ、モンマルトルやサン・ジェルマン・デ・プレ界隈、デパート街、オペラ座などを加えると”theパリ”を一通り網羅できる気がします(太字の10ヵ所は管理人が必須名所と考える場所)
エッフェル塔やオペラ座はミュージアムパス対象外なので要注意です!
行きたい場所にチェックを入れると下に診断結果が表示されます(目安として考えてください)
合計額とミュージアム・パスの価格を比較し、検討してみてください。
合計金額よりパスの方が高い場合でも行列や購入の手間などの費用対効果を考え、納得できる金額であれば”買い”です。
※下記以外の施設は、パリミュージアム・パスのオフィシャルサイトでご確認ください
※入館料は2017年9月28日現在
必要日数の計算方法
行きたいモニュメントや美術館の数÷1日に回れそうな数で何日券を買うか決めましょう。
上記の表では、1日3ヵ所を目安にして、パリ郊外は「×2」で計算しています(移動などで余計に時間がかかるため)
例えば、1ルーヴル美術館、2オルセー美術館、3凱旋門、4ベルサイユ宮殿(郊外)、5サヴォア邸(郊外)の5ヵ所の場合は以下になります。
体力に自信があり、フットワークが軽い方は4ヵ所、ゆっくり回りたい方は2~2.5ヶ所で考えてみてもいいかもしれません。
予定の組み方
パリ・ミュージアム・パスの有効期間はパスに日付を書き入れてから連続した2日間(4日間、6日間)です。
例えば、4日券を12月3日から使い始めたら(=使用開始日を書き込んだら)、3日、4日、5日、6日が有効です。
詳しい使い方は、パリ・ミュージアム・パスの取説をご覧ください。
※使用開始日は、実際にお使いになる当日にご記入されることを強くおすすめします
※一度ご記入された使用開始日・姓名は、訂正できません。ご注意ください!
滞在中は、ランチやディナー、セーヌ川クルーズにショッピングなど、他にも楽しみたいイベントがてんこ盛りなはず。
メインの目的がモニュメントや美術館巡りであれば、ギュウギュウに詰め込むのも有りかもしれませんが、他の予定とのバランスを考え予定を組んでいきましょう。
1.まず、行きたいところをピックアップ
パリ・ミュージアム・パス対象外の場所や”やりたい事”を含めて書き出しておきましょう。
初めてパリに行かれる方は、この辺りが候補になるかもしれません。
- エッフェル塔
- モンマルトル界隈のお散歩(サクレクール寺院など)
- バスティーユ・マレ界隈のお散歩
- ルイ・ヴィトン美術館
- セーヌ川クルーズ
- パリ周遊バス:L’Open Tour
- パリでオペラ・コンサート
- デパート・スーパーでショッピング
- パリ郊外のアウトレットでショッピング
- カフェやブラッセリーで食事⇒行きたいお店をリストアップ
2.近隣エリアを束ねる(ルートプランなど)
近いエリア内や交通の便が良い場所を繋いでみました。
全てのプランを試しましたが、”芸術のパリプラン”はルーヴルでゆっくりしたい人にはタイトかもしれません。
また、”モニュメント巡りプラン”はパリらしい景色のオンパレードですが、かなり歩きます。
営業時間などにより、順番を入れ替えたり、他の予定と調整しながらプランニングしてみてください。
“芸術のパリ”プラン
オルセー美術館(木 ~21:45)、オランジェリー美術館、ルーヴル美術館(水、金 ~21:45)、は同時に散歩も楽しみながら回れます。
オルセーとテュイルリー庭園を結ぶレオポール・セダール・サンゴール橋(旧ソルフェリーノ橋)など有名な橋がいくつかあるので、その辺りもチェック。
また、オランジュリーからルーヴルまではテュイルリー庭園を散歩しながら行かれます。
夜間営業している曜日もあるので、食事も含めうまく組み合わせることがコツ。
美術館はコスパや雰囲気が良いレストランが入っていることが多いので、是非調べて行ってみてください。
オススメの順路はルーヴル美術館をなるべく後回しにすること。
本来、美術館は光の差し込む時間が綺麗なのですが、当日他の美術館を見てから行くと、見劣りするという話をよく聞きます。
インスタ映え間違い無し!モニュメント巡りプラン
凱旋門⇒エッフェル塔(Trocadéro)はメトロ6号線で3つ目です。
シャンゼリゼ通りのラデュレで朝食をした後、凱旋門へ上り、
Trocadéroで建築・文化財博物館へ立ち寄り、お散歩しながらエッフェル塔へ、
塔内でランチやお茶&展望を楽しんだ後は、
⇒(plan A)元気があれば、シャン・ド・マルス公園を通り抜けて、エコール・ミリテールを経由し、アンヴァリッド(軍事博物館)へ
⇒(plan B)座って観光したい場合はセーヌ川クルーズか巡回バス(L’Open Tour)へ
シテ島中心プラン
シテ島内には、ノートルダム大聖堂、サント・シャペル、コンシェルジェリーの3ヶ所にパスで入場できます。
食事は、島内にもありますが、左岸に行けば5区周辺の学生街のカフェがリーズナブル、右岸も大人向けのリーズナブルなお店が多くあります。
⇒(plan A)サント・シャペル付近からバスでポンピドゥー・センターへ
(38番Gare de nord行きか47番Gare de l’Est行きのバスでLes Halles – Centre Georges Pompidou下車5分程です)
⇒(plan B)ノートルダム大聖堂から徒歩でパンテオンへ(20分程度)
⇒(plan C)座って観光したい場合は、ポンヌフの近くから出ているセーヌ川クルーズへ
※時間がない方、体力に自信がある方は、パンテオン⇒シテ島⇒ポンピドゥーの5ヵ所を駆け足で回るのもおすすめです。
(ポンピドゥーに着く頃にはグッタリしますが…)
いかがでしたか?
プランニングしていくのも自由旅行の楽しみ。
ミュージアムパスを使って楽しいプランを組んでみてくださいね!
それでは、Bon voyage!!
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