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エッフェル塔の料金・入手方法・訪問に最適な時間帯など

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エッフェル塔の料金・入手方法・訪問に最適な時間帯など

今回は、エッフェル塔の基本情報(入場料金、営業時間、注意事項)の他、公式サイトで完売時のチケット入手方法、最適な訪問時間、絶景ポイントからのアクセス等をご紹介します。
コスパで考えたらエッフェル塔の公式サイト(英語)で予約するのがダントツ安いです。
英語サイトが不安な方はこちらをご参照ください。

エッフェル塔の入場料金

冒頭でもお話しましたが、エッフェル塔の事前予約は、公式サイトがどこよりも安いです。
売り切れ必至の人気モニュメントのため、渡仏の予定が決まり次第予約をしておくと安心
(当日でも朝、晩は空いていることがあります)
オンラインの予約は2か月前から開始

特殊な場合を除き、ほとんどの人が(1)か(2)のチケットを購入する。

入場範囲アクセス手段大人料金青年料金
(12-24歳)
子供料金
(4-11歳)
お身体が
不自由な方
幼児料金
(3歳以下)
1)最上階までリフト(エレベーター)29,40€14,70€7,40€0,00€
2)2階までリフト(エレベーター)18,80€9,40€4,70€4,70€0,00€
3)2階まで階段11,80€5,90€3,00€0,00€
4)最上階まで2階まで階段+頂上リフト22,40€11,20€5,70€0,00€

エッフェル塔のフロアーについて

チケットは『最上階』と『2階(第2展望台)』がある他、施設内の飲食とセットになった『コンボプラン』がある。

オフィシャルサイトの『コンボプラン』や割高な『オプショナルツアー』は、上記チケットが完売していた場合のピンチヒッターとして使える場合があります(詳細は下

『地上階』と言えば日本では1階を指しますが、
フランスは地上階を0階とカウントします(英:Ground floor, 仏:le rez-de-chaussée)
日本の感覚の2階は、フランスの1階(英:1st floor, 仏:1er étage)を指しますのでご注意ください

実は使えるコンボプラン

入場チケットが完売(Sold out)でも、シャンパン付きチケットが取れる場合が多々あります。
コンボ料金でも、他に比べ安い入場料なので、残っていたら迷わずポチりましょう。

セット内容大人料金青年料金子供料金
シャンパン付き頂上/リフト51,40€
シャンパン付き2階/リフト37,80€
シャンパン付き2階/階段30.80€
マダムブラッスリー*1ブランチ付頂上/リフト109.40€94,70€57,40€
ガイド付き頂上/リフト(ガイドは2階まで)英・仏のみ59,40€44,70€27,40€
*1 日曜日の限定ランチコンボ(チケットは限定数のため売り切れが多い&良い席を選べない)
エッフェル塔最上階のシャンパンバーの様子
こちらが最上階のシャンパンバー(とはいっても飲むのは屋外です)

エッフェル塔入場チケットの注意点

キャンセル・変更不可

一度予約したチケットについては、キャンセルや日付・時間の変更はできません

閉鎖による返金について

以下は入場規約に記載があった事項です。
払い戻される場合は、いずれにせよ支払い時に利用したクレジットカード経由で自動返金されるようです。

  • 悪天候(霜、風、雪など)や公的機関の決定による閉鎖については一切返金されません
  • 頂上のみが閉鎖された場合、そのチケットを持っていた方には頂上入場券と2階入場券の差額のみが返金される
  • 「運営(SETE)が不可抗力による2時間以上の立入制限した場合、払い戻されることがある」と入場規約にありました

※返金される場合でもエッフェル塔内では手続きを受け付けていないそうです
(自動返金されなかった場合は、公式ホームページからeメールでお問い合わせが必要)

最上階への追加チケットはありません(存在しません)

2階までしか予約していない、または1階、2階のレストランを予約している時。
せっかくなら最上階に上がりたくなりますよね。
しかしながら、途中にチケット窓口はなく、最上階への追加チケット自体が存在しないそうです。

最上階まで行きたい場合は、事前に適切なチケットを予約しておきましょう。
管理人もレストラン利用日に、一度最上階までの見学を済ませて、改めて地上階からレストラン行のエレベータでレストランへ行きました。
少々モヤモヤしますが、溢れ出る観光客をスムーズに誘導するために仕方ないかもしれません。

『大人料金』以外のチケットについての注意

  • 青年、子供料金、幼児料金、お身体が不自由な方
    割引料金の適用に証明書(パスポート等)の提示が必要になります
  • 3歳以下のお子様は無料ですが、『無料チケット』が必要
    大人のチケット購入時に忘れずに選択してください(図を参照)
  • お身体が不自由な方は階段でのアクセス、最上階をご利用いただけません
    緊急に避難する必要がある場合など、安全上の理由から最上階にはアクセスできないそうです
    1889 年にエッフェル塔が建設されたとき、アクセシビリティの必要性がまだ重視されていない時代でした
    それから130年以上経ち、車椅子でからでも2階のパノラマビューを楽しめるよう改修されたりなど少しずつバージョンアップされているようです

最後の砦『オプショナルツアー』の利用

事前にまとめて仕入れている旅行会社や組織が付加価値をつけてオプショナルツアーとして売っています。
公式サイトのチケットが既にSold outの時だった時、最後の砦として活用できます。

オプショナルツアーのメリット・デメリット

  • 直前予約OK!公式サイトSold out時に在庫があったりする
    直前になればなるほど安くなり、原価に近づきます
  • ツアーによって24時間~4日前までキャンセルが可能、50~100%返金される
    予約前にキャンセルポリシーをしっかり確認しておきましょう
  • 日本語で予約できる
  • 割高(直前割引でも2倍近い)
  • 面倒臭い
    一応ツアーの体裁をとっているため、集合場所に行かなくってはいけない場合が多い
    予約は日本語でできたものの…、現場では日本語を話せるガイドがほとんどいない(英・仏・中・スペイン)
  • 時間が決まっている場合が多い
    10時、12時、14時など時間が限定されている場合が多い。自分の都合で細かい指定ができない
  • 現地で並ぶ場合も…
    レビューを見てシッカリ吟味しないと『優先入場』できないものもあるようです
    ご注意ください
Nagi

上記から想定すると、やはり限定的な条件下での利用になると思います
例えばこんな場合でしょうか…

  • エッフェル塔の公式サイトで希望日のチケットが全てsold out
  • 予定していなかったが、直前になってエッフェル塔に上がりたくなった
  • 天気に応じて、前日、当日に予約を取りたい

【参考】オプショナルツアー各社の料金

購入サイト2階まで最上階まで
公式サイト(リフト)/大人18,80€29,40€
Get your guide35€~85€~
Tiqets37€~85€~
Paris City Vision(老舗のツアー会社なので安心感あり)39€~89€~
※2024年1月24日の情報となります

エッフェル塔の営業時間

通常営業夏季営業(6/21~9/2)
敷地内への入場可能時間9:15~22:458:45~11:45
エッフェル塔の閉館時間23:4500:45
エレベーターの営業時間9:30~23:00*9:00~00:00*
階段の営業時間9:30~17:30
※特別営業時は22:45 
予約時のカレンダーに記載あり
9:00~23:45
*主な移動手段であるエレベーターは閉館時間の45分以上前に終了するため、最上階(第3展望台)を出発する時間にご注意ください
(混雑時は前倒しで終了する可能性あり)

※チケットの販売窓口は閉館時間の45分前に終了します

エッフェル塔の最適な訪問時間

天候・時間帯によって見える景色がガラッと変わる鳥瞰図

エッフェル塔から見下ろすパリの鳥瞰図
ちょっとガスっていますが、最上階からの風景 オリンピックの準備なのか偵察なのか、ボートの集団が整列して走っていました

初めて訪れるのなら明るい時間から夕暮れまでがおすすめ。
パリは高い建物が少ないため、頂上からの眺めは地図を見ているようです。
鳥の視点から有名なモニュメント(オペラ座やポンピドゥー、コンコルド広場、e.t.c.)を探すのも楽しいですよ。
もちろん晴れていれば夜景もきれいですが、イルミネーションが綺麗な夜はエッフェル塔を外から眺める方が個人的にはおすすめです。

エッフェル塔から見下ろす夜のシャン・ドゥ・マルス公園(友人提供)
エッフェル塔から見下ろす夜のシャン・ドゥ・マルス公園(友人提供)
キラキラした夜のエッフェル塔
キラキラした夜のエッフェル塔は外から眺めたくないですか?(友人提供)
上の方がガスっている日は…
下界の景色もガスっている

旅行客が比較的少ない毎年1月~2月上旬はエレベーターのメンテナンスで最上階が閉鎖されることが多く、エッフェル塔を訪れる際は事前に確認しておくと安心です(2024年の1月8日~2月9日はメンテンナンスのため2階までしか上がれません)

パリの日の入り時間をチェック

季節によって日が出ている時間帯が違うため、日の出・日の入り時間を事前に確認しておくと目安になります。
おすすすめは、timeanddate.comのパリの日の出・日の入時間

スクロールするとカレンダーがあるので、そちらから旅行予定日を選択すると次のような表示になります(PC)
例えば、下は2023年の10月12日の日の出・日の入り。
マジックアワー(夕暮れ時)が目当てであれば『sun set』~『civil twilight』の時間に注目です。

パリの日の出・日の入り時間

19:07~19:39がcivil twilight(市民薄明)にあたるので、エレベーター移動や撮影スポットを探す時間を考えると遅くても18時半までに予約した方が良いかもしれません。
明るい時間から夕暮れまで楽しみたい方は更に30分~1時間前に入場予約されることをおすすめします。

アクセスと絶景ポイント

最寄り駅徒歩アプローチポイント
パリメトロ9号線 Trocadéro[トロカデロ]駅12分どこかの議員さんも撮影していましたが、シャイヨ宮からの景色は”The エッフェル塔”
トロカデロ庭園を通り、暖かい時期ならエッフェル塔と噴水の競演も楽しめる
Bir-Hakeim[ビラケム]駅10分メトロの中で一番近いのがこちら。ビラケム橋、白鳥の島が途中に見えます
Ecole Militaire[エコール・ミリテール]駅15分シャン・ドゥ・マルス公園からの風景も典型的なエッフェル塔の一つ。オリンピックで柔道の競技会場にもなるグラン パレ エフェメールがEcole Militaire側の入口に鎮座しています
Champ de Mars-Tour Eiffel
[シャン・ドゥ・マルス・トゥール・エッフェル]駅
5分RERはメトロに比べると乗客が少ないので、不慣れな方が一人で移動するのはお勧めしません。複数人で移動にはおすすめ
Passy [パッシー] 駅18分住宅街から写真スポットの白鳥の島を横目にビラケム橋を抜けてちょっと遠回りのお散歩コース

絶景ポイントは、こちらでもご紹介しています。

【おまけ】意外に盲点『1階(第1展望台)への行き方』

どのチケットを購入しても第一展望台(以下、1階)に行くことができます。
ほとんどの方はエレベーターを利用されると思いますが、上りは2階(第2展望台)までの直行便のみです。
下りで1階に止まるので、忘れずに降りてください。
2階、最上階と違って広く、また違った景色が楽しめます
(管理人は個人的に1階からの景色が好きです!)

※マダム・ブラッスリーを予約している場合は、レストラン専用エレベーターで1階へ直行できます。

長くなりましたが、観光は余裕を持ったスケジュールで!Bon voyage!!

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はじめまして!管理人のNagiと申します。 リクルート、医療系マーケティング会社などを経て現在フリーランスで活動中。 2017年から更新が止まり23年に復活。 同年秋に念願のマイルで世界一周を実現しました。 まだ旅行記は下書きのままで更新できていませんが、少しずつアップしていく予定です。 何故かヨーロッパに行くとトラブルに巻き込まれる体質なのは相変わらず。 失敗談の数々が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。 生粋の陸マイラー、時々乗り鉄。口癖は費用対効果! ふるさと納税歴は2013年から。

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