日本のスーパーやコンビニの陳列棚はユーザービリティーとマーケティング技法が散りばめられたアミューズメントパーク。
それに比べて個人商店や生活感が溢れる独特な陳列が多いパリ。
そんな中で圧倒的な存在感を現すのがスーパーMONOPRIX!
(パリのリピーターにはファンも多いはず)
ただ、日本式のスーパーとは若干スタイルが違うので、効率的かつ無事故(?)に楽しむ心得を押さえておこう!
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心得その1
MONOPRIX(モノプリ)を知る
モノプリって4ブランドがあるって知ってた?
ソース:Le groupe Monoprix / Nos enseignes
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売場面積が広く、他3ブランドで扱っているほとんどの商品はMONOPRIXでも手に入る。 食品、衣料品、ホーム、美容と健康、レジャーの5つのエリアで構成されている。お土産を探すなら、一度は立ち寄りたい。 INNOというブランドもMONOPRIXと同じコンセプト(パリに数軒ある) イートインや軽食のできるカフェがある。 パリ市街の店舗は次の営業時間の店舗が多い 月‐金 : 9h00 ~ 22h00、土 9h00 ~ 21h00(一部22h00)、日曜・祝日はお休み |
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2005年に登場したMONOPRIXコンビニ。 とは言っても、日本と違い24時間営業ではない。多くの店舗は8時~深夜0時(店舗による)、日・祝お休み イートインが併設された店舗もある。 街の中心部に多く点在し、MONOPRIXに比べると売場面積は狭いが中々充実している。お土産ショッピングには充実度にかけるかな。 |
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モノプリのデリ専門店。スタイリッシュなイートインコーナーが特徴。 サンドイッチ、お惣菜、サラダ、スープ、デザートと200種類を超える商品が揃っている。 1人旅なら是非利用したい店舗。残念ながらパリにはまだ5店舗*しかないらしい。 (2区、4区、8区、16区:上記地図参照) 営業時間はバラバラだけど、概ね9h00から22h00の間に行けば大丈夫。日、祝はお休み |
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2005年末に登場した美容と健康に特化した店舗。まだまだ数は少ないが、オーガニック製品や可愛い美容グッズが充実している。 女性向け店舗と思いがちだけど、男性向け商品もかなりの充実。 現在、パリには郊外のラ・デフォンスを入れて4店舗*。 20時前に閉店する店が多い。日、祝はお休み |
*店舗数が増えている可能性があり
あのbioスーパーのNaturaliaもMONOPRIXグループって知ってた?
老舗の有機スーパーNaturalia(ナチュラリア)。
フランスは国を挙げて、有機農業に力を入れているため、有機商品のシェアも連動して伸び続けている。
(ちなみに、ユーロ加盟国全体がこの流れになっている)
有機食品や化粧品は一般に浸透しており、受け入れる消費者の意識も日本以上だ。
MONOPRIXグループは有機商品の強化を図るため、ビオスーパーの老舗Naturaliaを2008年に買収したそう。
もちろん、モノプリでもABマーク(フランス農業省の有機商品認定マーク)の商品は数多く取り扱われているので、興味がある人は探してみてね。
ナチュラリアについては、またそのうち・・・
心得その2
滞在初日に軽く偵察!
まずは、ホテルの近所にMONOPRIXがないかチェック(モノプリマップ参照)!
パリには、何と100店舗以上のモノプリがあるので(関連店含む)、探せば歩いて行かれる距離にあるかもしれない(なかったらごめんなさい)
見つけたら、滞在初日(お土産ショッピング前)に軽く下見できるとベスト。
何故なら、デパートやお土産屋さんなどで売られているものと全く同じものが1~3割安く買える確率が高いから!!
デパートの陳列はドラマチックなので、瞬殺されて購入してしまう人も多いが、後の祭りにならないよう事前にチェックおこう。
飲料水なども安いので、滞在中に必要なものを最初のうちに買い揃えておくのもおすすめ
(飲食類のみならこちらのスーパーもおススメ>モノプリの兄弟会社FRANPRIX)
モノプリを探す
MONOPRIXの公式サイト(フランス語)で検索することができます。
簡単で便利なので挑戦してみてください。お探しの条件にチェックを入れるだけです。
RECHERCHER(検索)
住所や駅名、区のコード(パリ市内は75001~750XX)
▼HORAIRES(営業時間)
Ouvert après 20H(20時以降も営業)
Ouvert le dimanche(日曜営業)
▼ENSEIGNES(店舗ブランド)
▼CLICK&COLLECT
一般的にネット通販の受け取りスポットのことなのですが、
取扱いジャンルと考えてもいいかもしれません
Mode(衣類、化粧品)
Course(日用品、食品)
▼SERVICES MAGASINS (設置サービス)
Accueil(ATM)
Parking(駐車場)
モノプリのiPhoneアプリ
”モノプリと私”という名の便利なアプリ。一番のポイントは店舗情報が最新であること。
ウェブに掲載のない店舗も網羅されている。フランス語だけど、使い方は簡単。
GPSで現在地から近いショップを割り出し、案内してくれるのも便利。
※当たり前だけど、wifiのないところでは、”海外パケットし放題”が適用される。
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(図1)ホーム画面。”Mon Monoprix à proximité”をクリック(赤で囲った部分) |
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(図2)現在地からのGPSで検索する場合は”Autour de ma position”をクリックすると、Google mapが立ち上がる(図7参照) 住所から検索する場合は”Par adresse”をクリックして次へ進む |
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(図3)住所を入力 75001~75020(1~20区のコード)を入力するのが楽なので、私はこの方法を使っています。 |
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(図4)確認画面。上下とも同じことを聞いているので、好きな方をクリック キャンセルする場合はAnnulerをクリック |
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(図5)地図が表示されるので、行きたい店のマーカーをクリックして、ブルーの矢印で次へ進む 10résultants(10件の結果)をクリックすると店の詳細がリスト表示されるので、そちらをクリックしても次へ進める |
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(図6)店の詳細情報が地図とともに表示される。Itinéraire(ルート)をクリックすると次の画面が立ち上がるのでOuiをクリック![]() アプリを終了させてルートを表示させますか? |
モノプリの兄弟会社FRANPRIX
話はそれるけど、FRANPRIXというスーパーも飲食品を買うならお得。
しかも、日曜日も営業しているお店が多いので知っておいて損はない。
雑貨などはMONOPRIXに比べるとかなり地味めなので、お土産向けではないかな。
どちらも親会社はフランスの大手カジノグループ
- FRANPRIXのお店検索(フランス語)
虫メガネ横のフォームにparisと入力し区(75001~75020)を選択後、 Rechercher ボタンをクリックすると地図が表示される
心得その3
現地在住者になりきろう
涙なしでは語れない具体的な心得は3つ
旅行者丸出しは危険
舞い上がってカメラを取り出したり、挙動不審な行動をとっているとガタイのいい警備員のお兄さんに「今撮った写真消して!」と凄まれたり、荷物チェックされたりするので注意
人種問わず、何度かタジタジになってた方を目撃しました(涙)
「スリはどこでもいることをお忘れなく!」
旅行者丸出し=丸腰と思われるため、手荷物のファスナーはきっちり閉めておきましょう。移民のスリ団からの被害が多数報告されているようです(日本大使館談)
後はエレガントに立ち振舞っていれば狙われることはありません
購入前は商品をじっくりチェック
以前プリングルスを購入した時、プラスティックの蓋を取ったら紙蓋が剥がされてて半分以上食われてた。誰だよっ!(涙)
それ以降トラウマになり、本能的にチェックしてしまう自分(涙)
実際にパッケージが雑に開けられて中身がクシャクシャに戻されていた紙ナプキンや、袋が半分開けられたマドレーヌを見つけてしまったことがある。
多くのパリジェンヌ達は質実剛健(悪く言えばケチ)なので、この辺りはしっかりチェックするか、バリバリのクレーマーに化すだろう。
神経質になり過ぎることはないが、注意に越したことはない。
日本は本当に清潔でサービス質が高いと思い知らされます。
レジでは流れに乗りまくれ
初回の渡仏時にボーーっとしていて、レジのお姉さんと後ろのおばさんから怒りの挟み撃ちを受けた(涙)。その当時は何言ってるのか分からなくて、しかも誰も助けてくれなくって・・・ひぇーーーって(言葉にならない:涙)
事前に分かっていれば、”シャドー会計”でイメージトレーニングできるよね(って、オイ!)
まず、前のお客さんの会計が始まったら、ベルトコンベアーに仕切り(参照:右写真)を置き、すぐさまカゴの品物を移動させる。(IKEAに行ったことがある人なら、イメージ付きますよね?)
仕切りが見当たらない場合は、前の人の荷物と距離を開けて、品物を置く。
空になったカゴの置き場は店によって違うが、周りを見渡して素早く対応しよう。
大概、足元に積んであります。
(身体が温まってきたところで、勢いに乗って次へ!)- 自分の順番が回ってきたら、レジ打ちが済んだものから即座に袋に詰める。
モノプリで購入したエコバック*か台の上にあるレジ袋を必要な枚数取って詰め込もう。
もしレジ袋が見当たらない場合はハッキリした声で「(アン)サック、シルヴプレ:un sac, s’il vous plaît (袋ください)」
出してくれたら、笑顔とメルシーを忘れずに!
(さぁ、佳境に入ってきたっ) - 値段をフランス語で言われても分からない場合は、シラッとレジに表示された数字で確認。
一番楽なのは、クレジットカード払い。フランスでは現金を持ち歩く方が危険なので、数百円でもクレジットカードを使うのが一般的。
遠慮せずに安いものでもバリバリカードを使いましょう!
(お疲れさまでした・・・)
※店舗によっては違う流れが若干違うため、周りを見つつ順応してください
おススメのお土産
定番
やっぱりこれでしょ。MONOPRIXの”エコバック”
材料はペットボトルのリサイクル。
ヤフオクなんかでも売られてるけど、1.75€(約175円)で買えるので、配るにはもってこい!
毎シーズン新しいデザインが登場するので、コレクションしている人も多いのでは?
私はこれに、手帳やキッチン/ワイン用品、Bio食品や化粧品のいずれかを組み合わせて配ってます。
レジの近く売られている場合が多い。
Bio製品
目印は右のABマーク。
最近では日本でもよく見かける有機食品。
ヨーロッパは生活に根付いているので、商品も豊富です。
お土産には、クッキーやハーブティーなどがおススメ。
キッチン用品
可愛いくって便利なものがたくさんあるので是非チェックして。
帰ったらホームパーティーしたくなっちゃうような、ナプキンやクロス類がたくさんある。品揃えはその時の運次第。
ノートなどの文房具類
これに関しては微妙なものも多いんだけど・・・
ロディアやクレールフォンテーヌなどの日本未発売品がオシャレノートが手ごろな価格で置いてあったりするので、お土産に持って来い。
興味のある人は是非チェックしてみて。
お菓子
必ず買っちゃうボンヌ・ママンのマドレーヌ。
日本ではジャムやクッキーが有名だけど、プチガトー系は未発売なのだぁ(残念)
留学してた時の数少ない楽しみの一つだったなぁ・・
日本に持って帰るのにはちょっとカサバルけど、好きな人は是非試してみて!!
その他、チョコレートやヌガーなどもおすすめ。クオリティー高いです。
良いお買い物ができますように!
Bon voyage!
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